第8回 ハナムラチカヒロ氏 + 飯島ツトム氏 社会を変えるまなざしの力(9)
NEXT STEP フューチャーラボラトリの再定義
ー最後に、皆様のこれから、を語っていただければとおもいます。
橋本
現在、飯島さんはじめみなさんのご協力の元、フューチャーラボラトリの再定義、ブランディングを行なっています。もう少したったら、ホームページ等、発表させて頂きますが、こんな感じです。

飯島
これからの時代の課題を担うために、プロジェクトのサポートそしてプロフェッショナルのサポートを、協力に推進していただきたいと思います。活動名は「PROSAPO」(プロサポ)です。このプロジェクトブランドを育てていってほしいと切に願っています。
ハナムラ
アイデアのある人間にちゃんと脚光が当たるようなビジネスを展開していって欲しいと考えています。
前に出るのではなく、クリエイティビティのある人間を経済的に裏からプロデュースしサポートするのがビジネスマンの真の役割ではないかと期待しています。
ー本日は長時間にわたりまして、大変有意義なお時間をありがとうございました。これからも皆様のご活躍を期待しております。
一同
ありがとうございました。

プロフィール

ハナムラチカヒロ(HANAMURA Chikahiro)
ランドスケープアーティスト/コミュニケーションデザイナー/クリエイティブシェア提唱者/役者
大阪府立大学 21 世紀科学研究機構 観光産業戦略研究所・准教授
ブリコラージュ・ファウンデーション代表
1976 年大阪生まれ。ソウル 生まれの母と京都生まれの父の間に生まれる。「まなざしのデザイン」をテーマに建築やオープンスペースなどの空間デザインや自然現象のデザイン、また人と人とのコミュニケーションデザインなどを通じて、風景の異化や、まなざしの変革を目指す。芸術表現による社会変革や地域変革を目指して、病院などのパブリックスペースでインスタレーションなども行う。
また「風景になる」という観点から、映画や演劇などにおいて俳優もつとめながら、街中で非日常風景を探る状況的パフォーマンスなども展開している。その領域横断的な表現活動の拠点として2008年から緑橋(大阪市東成区)にある古い活版印刷工場を自身のアトリエとし、創造性をいかに共有できるのかを表現者も含めた様々な主体とともに実践する「クリエイティブシェア」を実践している。
大阪大学工学研究科建築学科非常勤講師。大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。船場アートカフェディレクター。
Blog:
flw moon innerscape

飯島ツトム(Tsutomu Iijima)
CO-WORKS代表
コンセプター/環境プランナー
1950年生まれ。東京都立航空工業高等専門学校航空機体工学科卆。東京デザイナー学院工芸工業デザイン科卆。日本の伝統的地場産業の工芸シーズを現代的デザインで蘇らせる一方、家電、自動車、情報等様々な分野の企業の開発アドバイザーを務める。
また、地域開発の基本構想策定に環境開発及びデザインやブランディングの側面から参画している。
著書・連載として、家庭画報(世界文化社)に「ユースウエアの時代」を連載(1990年)、「MACINTOSH DESKTOP ARCHITECT GUID(マックで建築を考える)」(冬青社・1991年)を共著執筆。環太平洋生活文化フォーラム(1997年)、都市・情報化フォーラム(1999年~2000年)、ハノーバー国際万国博覧会(2001年)等、多数イベント・プロジェクトにてコンセプトワーク実績。環境goo審査員。(2001年~2008年)
平成24年2月9日 ハナムラ氏のアトリエ「♭」にて対談