第7回 上條由紀子氏 「知的財産」を守る特許のプロフェッショナルが化学技術と社会をつなぐ担い手として、道を歩み続ける。(2)

達成したい夢、ビジョンが共通している!

橋本

 その頃はフューチャーラボラトリを立ち上げる前で、大学の先生が開催する研究会のマネージメントなど、裏方をしていました。また、企業と大学との共同研究にあたり、企業に対して協賛金や共同研究費を「いくら出していただけますか?」といった交渉窓口など、雑多なことをしていました。こういったことを仕事にしようと思いながら、もがいていた時期ですね。

 

上條

 最初にお会いした頃に、「橋本さんは面白い人だなあ!」と思ったことがありました(笑)。名刺をお渡ししたら、「名前は縦書きで、文字は大きい方が縁起がいいですよ」とおっしゃって。いきなり人の名刺に注文つけるとは、面白い人だなと…(苦笑)。そして、姓名判断を勉強されているということで、「名前が強くて、仕事に向いています」と言っていただきました。ただ「その代わり、婚期は遅くなりますよ」と。それで、ムカッとしながらも(笑)、興味深いアドバイスをくださる方だなあとインパクトがありましたね。

永岡

上條先生の度量の大きさがうかがえます。

 

上條

 (笑)。それからずっとおつき合いさせていただいている理由は何かな?と思うと、達成したい夢やビジョンが共通しているんですね。以前、社名をなぜ「フューチャーラボラトリ」にしたのですか?とうかがったときに、「今ある大学の研究室は理想のカタチではない。もっと研究者がのびのびと研究ができ、成果がきちんと世の中で評価されて、社会に羽ばたいていくようなラボをつくりたいんだ」と話されたんです。

慶應義塾大学 法学部

永岡さやか


 私も高校生のときから「科学技術と社会の橋渡し」をしたいというのが願いで、それはずっとブレていないんです。