第5回 木村光範氏 広くて深いスペシャリティーで感動品質を想像するコンピューターの特殊部隊。

先入観にとらわれず真に最適な解を示し、お客様と社会に感動を与える。(5)

“いきいき”できる環境づくり「いきいき研究室増産プロジェクト」

岡本

 私が今取り組んでおります「いきいき研究室増産プロジェクト」、これは大学の研究室を活性化しようという活動で、お二人に大変お世話になっております。ありがとうございます。以前木村さんから、「岡本さんの目指す研究室と、自分が作りたい会社が似ている」というお話を伺ったことがあると思うのですが、その点はいかがでしょうか?

 

いきいき研究室増産プロジェクト

http://www.ikiiki-lab.org/blog/

 

木村

 研究室というのは、「研究して何ぼ」だろう、と思います。会社も研究室も同じだと思うのですが、まずは、「研究とは何か?」というと、自分の研究を磨くことですよね。でも、自分の研究を磨くことだけでなく、お互いを延ばしあえるような環境を作っていくことが、会社も研究室もいきいきしていくために大切なことだと考えています。橋本さんも常にそう考えられているけれど、大学では自らの研究を大事にしないと、大学にいる意味はないだろうと思います。いきいき研究室増産プロジェクトの本質もそこにあって、一番大事なのは、研究を阻害しない環境づくり、お互いにいきいきとして、協和して、楽しく研究を進められることです。我々の会社も研究に近いような仕事をしているので、会社も大学もまったく同じで、とにかくいきいきすることが一番大切なのです。

 

橋本

 いきいき研究室増産プロジェクトの企画書をはじめてみたときに、「おお、この企画書すごいなぁ!」と思ったら、「大学3年生の子が書いたよ。」と言われて、「え、大学3年生でこんな企画書、書くの?」とびっくりしたのを覚えています。それが岡本さんとの出会いでしたね。


 大学の研究室の機能は大きく3つあると考えています。1.教育 2.研究 3.社会(産学連携)です。しかし、これを明解に分けて考えている大学の先生は意外と少ないのです。会社の経営であれば、それぞれのところに、どれくらいリソースを配分するか、どのような人材を当てるか、どれくらい予算を当てるか、を考えますが、大学の先生はそれらを考えている人が少なくて、第4.の学内政治ばかり気にしている先生が多いです(笑)特に、第3の、社会・産学連携に関しては、弱い先生が多いですね。

 

木村

 でも、みんなが強かったら、橋本さんの出る幕ないですからね(笑)そういうところをきちんと埋めていって、「こういうことが大事ですよ、だからこういうことをやっていきましょうね」とコンサルティングをしながら、きちんと最後まで面倒を見るという橋本さんの姿勢が素晴らしいな、と思いますね。我が社も、大学の先生と一緒にお仕事させていくことが多いのでよくわかります。

 

岡本

 研究なり、事業なり、やっていることは違っても、やっていることを通じて、人のいいところを引き出したいというのは、お二人とも同じなのかなぁと感じました。

 

木村

 いきいき研究室増産プロジェクトを応援したいな、と僕達が思うのは、学生さんや若い教員の方から、「このままじゃだめだ」という話が出てきたというのが、とても大事なことだと思ったからです。こういうムーブメントはすごく大事なことだし、全国に広がって、全世界に広がっていくべきだと思いますし、こういうところから出たビジネスパーソンは、企業でも、ものすごく活躍できるし、社会にとって、世界にとって必要な人材だと思います。

 

 

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