第4回 川上浩司氏 日本の医薬品業界を斬る、若きエヴァンジェリスト 最年少、京大教授が成功への道しるべをしめす!(5)

世界に出ろ! チャレンジしろ! マイナスをチャンスに!

―――変革すべき医薬品業界の中で、そこに進もうという学生のお二人にアドバイスをお願いします。

 

川上

 まず考えていただきたいのは、自分の人生は一回だという事です。30半ばの私は言うのも変に聞こえるかもしれませんが、これが結構、短いのです。気づいたら30、40です。自分がどこまでできるか。いままでなにができたのか。これからはどこまでできるか、やるべきか? ゴールを設定しなければならないと思います。

 


田坂

 私は治験の仕事を通じて、世界で活躍したいと思っています。まず社会に出て、日本で働くのですが、どうやって世界に羽ばたいていけばいいのでしょうか?

 

川上

 まずは世界に出てみる事をお勧めします。アジア圏よりも、いきなり欧米に行った方がいいでしょうね。それには語学留学とかではなく、仕事として行った方がいい。それには早くから上司にアピールするといいだろうと思います。仕事で実績を出して、20代の半ばには世界に出た方がいい。そして、実務だけでなく、マネジメントを勉強できる機会があった方がいいと思います。治験業界だけでなく、どういうキャリアパスをするか、チャレンジしていったらいいと思います。それには、例えば大学で学位ととるとか、いろいろ試してみるといいでしょうね。

 

西河

MR(医薬情報担当者)を続けていくのは大変ではないか心配しています。

 

川上

 それには、最初から会社というか、人事とか上司にアピールしていった方がいいと思います。今後、製薬業界の再編もあるだろうし、そういった時にどこの部署に行くとか。そういった大きく動く時もマイナスに考えずに、チャンスにする事も大事だと思いますよ。

 

―――お話をうかがっているとどうも外資系に進んだ方が先行きが明るいような印象があるのですが。

 

川上

 そういう事ばかりではないのです。国内の企業でも優秀な人は残りますし。ただ、文化が違うという点では、外資に行くのは勉強になると思います。競争力が得られる事もいいですね。いいお話があったら、外資にいくのはいいと思います。

 

―――最後になりますが、学生のみなさんに一言アドバイスをお願いします。

 

川上

 チャレンジしななければだめですよ。『You Never Know Unless You Try』。当たって砕けろ!です。