第4回 川上浩司氏 日本の医薬品業界を斬る、若きエヴァンジェリスト 最年少、京大教授が成功への道しるべをしめす!(4)

やりたいことはユニークな発想を活かしたビジネス、そして教育

―――20年後、30年後の医療について語っていただきましたが、ではご自分の今後はどのようにお考えですか?

 

川上

 35歳という人生の折り返し地点で考えると、これまで私は医者をやって、教官をやってきました。きれいごとかもしれませんが、今後、外科医としてやっていって救えるかもしれないのは手術して1,000人とかだと思います。基礎研究を進めていい薬を作る事で世界中で数百万人とか、行政に行って社会制度を良くする事で何億人、何十億人が助けられるかもしれません。もっと大事なのは教育ではないかと思っています。

 


―――では今後も教育の分野で活躍されるという事でしょうか?

 

川上

 人生一回ですからいろんな経験、いろんなチャレンジをしたいと思っています。正直に言いますと、本当にやりたいことはビジネス。近い将来はビジネスマンになりたいと思っています。情報がモノを言うという事があって、アイディアもひとつの原動力ですので、それをビジネスに活かせたらと思っています。アイディアマンとしては、いろいろな人にお会いして、お話を聞くと、話と話をつないでアイディアが浮かぶのです。

 

 ひとつはそうしたアイディアを活かしたビジネスによって民間の力から日本や世界を強くすることを、もうひとつは、やはり教育をやりたいのです。それも中・高・大の一貫校です。中学から全部一貫です。こうした一貫教育のいい例がインドです。

 

―――いま優秀な人材はどんどんインドからやってきてますね。

 

川上

 そうなんです。そのうち日本はインドのために働かなければならない時代が来ると思います。30年後の世界に、若い人が多くて、世界で発言権があるのはインドです。日本はもちろん、中国でさえも高齢化社会でインドにはもう敵いません。そのためにはインドをターゲットにしたビジネスが有効だと思います。学生から相談を受けた時にも、そうした近い将来を見据えつつ、ユニークな発想を活かして研究するようにアドバイスし、時には具体的なアイディアを提供する事もあります。

 

―――そのアイディアの中には実際にビジネスの世界で活かされるものもありそうですね。

 

川上

 大風呂敷を広げますが、様々に成功することが出来たら、投資に力を入れたいと考えています。日本の投資会社はサラリーマン・ベンチャー・キャピタリストなので、みんな右ならえの投資しかしないので、日本の若い人たちにリスクマネーの投資をしたいと思います。