第1回 児玉充晴氏 「ビジネスを、人をマネジメントする」とは?ベンチャーの神様がフューチャーラボラトリを丸ハダカにする!(2)
フューチャーラボラトリが持っているものとは?
児玉
いつも学生に教えているんですが、世の中に出て成功するには、遠慮していてはだめという事です。どうして遠慮するんですか?と聞くと「自分が小心だからです」と言うんです。これではダメです。 こうなりたい!と強く思っていないから、その日暮らしで、そのまま定年になって、最後には行くところない、という事になってしまう。人生の目標を持たなければならないんです。
目標を持つのは簡単です。これまでに「あなた凄いですね」といわれた事があるでしょう。それを伸ばせばいいんです。自分では凄いとは思えない事も、人から見ればそれは凄い事なんです。その“凄い”を伸ばせば日本でナンバーワンになれます。

株式会社フューチャーラボラトリ
代表取締役社長
橋本 昌隆
チバ
橋本さんの場合はどうでしょう?
児玉
橋本さんはこの企画を通じて、外からの眼で自分を見てください、と言っています。第三者が見ている事をしっかり認識していて、それをきちっとまとめあげようと言う。これは普通の企業にはできない事です。
だって、悪いところは治らないし、治らないところを治せというのは愚の骨頂です。まして、ベンチャー企業にとっては治しているヒマなんかないはずです。得意なところを伸ばし続けて、ナンバーワンになればいいんです。これまでも橋本さんにはその事を言い続けています。そして、それをやり続けている。そこが橋本さんのいい所。もっともいいところをわかっていて、それを聞き込んでのばそうと思っているんですね。
「自分のいいところを知って、それを伸ばし続ける。単純な事です」と 児玉教授は語る。
しかし、自分のいいところを見つけるのはなかなか難しい事のようにも思える。それでは、どうすれば、自分のいいところが見えてくるのか?それは、児玉教授の次のエピソードを聞けば、見えてくるかもしれない。
児玉
ところで、僕はよく周囲の方に、「8時間も喋っていて疲れませんか?ストレスも溜るでしょう」と言われるんですが、ストレスが溜るどころか発散になっています。まったく苦にならないんです。 僕はそういう星に生まれたんですね。だから、その星をどう伸ばしていくか。そして、それが人の役に立つ仕事になる。こんな幸せな事はありませんね。この自分の星は成田の占い師が言ったとおりでしたね。
自分の良さは周囲が知らなくとも、自分を見つめ直せば、なにかしら見えてくるはず。そこをきちんと伸ばす事が大事なんだ、と児玉教授は教えてくれる。

有識者の方々にフューチャーラボラトリを掘り下げていただく「フューチャーラボラトリ解剖学」児玉充晴教授にいよいよ本格的に「フューチャーラボラトリを丸ハダカに」していただきます。